こんにちは。
駐輪場の何でも屋、ヨコトクです。
茨城県といえば、「車社会」のイメージが強いです。その一方で、鉄道を利用した都心へのアクセスも非常に活発という特徴があります。特にJR宇都宮線、JR常磐線、そしてつくばエクスプレス沿線では、東京方面へ向かう通勤・通学の足として、駅まで自転車を利用することが一般的になっています。
こうした地域では、500台を超えるような大規模な駐輪場が、街の大切なインフラとして機能しています。しかし、台数が多い大きな施設ほど、「自転車が通路にあふれてしまう」「乱雑に見えてしまう」といったお悩みもよく伺います。
そこで今回は、県内の具体的な事例を紹介しながら、「いかに整理整頓された状態を保ち、長く快適に使ってもらうか」という視点で、駐輪場づくりのポイントをまとめてみました。
ヨコトクくんぜひ、参考にしてください!
茨城県の駐輪場施工事例
施設管理者や自治体の皆さまが、大規模な駐輪環境をどのように整えているのか。
事例① 主要駅の「大規模改修」で使い勝手を向上(古河市)


- 施設名: JR古河駅駐輪場改修工事
- 駐輪ラック施工台数: 526台
東京への通勤の要所である古河駅では、500台規模の施設をリニューアルする**「改修工事」**が行われました。
新設ではなく改修を選ぶメリットは、今ある場所を有効活用しながら、設備を最新のものに入れ替えられる点にあります。老朽化したラックを更新したことで、1台ずつのスペースが明確になり、隣の自転車とハンドルが絡まるようなストレスを解消。結果として、利用者にとっても「停めやすくて心地よい場所」へと生まれ変わりました。
事例② 膨大な需要を支える駅前インフラの工夫(土浦市)


- 施設名: 神立駅自転車駐車場
- 駐輪ラック施工台数: 576台
JR常磐線の神立駅周辺にある、570台超という大規模な駐輪場の事例です。
これほどの台数になると、朝夕のラッシュ時に一斉に自転車が出入りするため、場内の混乱を防ぐことが何より重要になります。ここでは、十分な通路幅の確保とスムーズな動線設計に重きが置かれています。利用者が迷わず安全に移動できる環境が、大規模施設ならではの整然とした風景を作っています。
事例③ オフィスビルの景観を保つ整理整頓(つくば市)


- 施設名: つくばビルディング(旧つくば三井ビルディング)
- 駐輪ラック施工台数: 172台
研究学園都市の象徴的な場所、つくば駅前のオフィスビルでの事例です。
ビジネスパーソンが毎日使う場所として、ここでは「自転車がはみ出さず、常に整列している状態」をどう作るかが鍵となりました。過度な装飾ではなく、ラックの配置を工夫することで、利用者が自然と真っ直ぐ停めたくなるような設計がなされています。毎日の利便性と、ビル全体の美観を両立させております。
茨城の駐輪場計画で、大切にしたい3つの視点
事例を振り返ると、大規模な駐輪場を成功させるための共通のヒントが見えてきます。
1. 「ただ停めるだけ」にしない、動線の工夫
神立駅の事例のように、500台クラスの施設では、ピーク時の混雑をいかに受け流すかがポイントです。単に台数を詰め込むのではなく、ゆとりのある通路幅やスムーズなレイアウトを計画することが、結果として事故防止やマナー向上に繋がります。
2. 今ある施設を活かす「大規模改修(リニューアル)」
古河駅の事例が示すように、古くなった設備を放置せず、「改修」によって息を吹き返す方法もあります。既存の枠組みを活かしながら、最新のラックへ更新することで、乱雑になりがちな環境をリセットし、街の景観を整えることができます。
3. 自然と真っ直ぐ停めたくなるラック選定
茨城県つくば市の事例で共通しているのは、「意識しなくてもきれいに並んでしまう」という仕組みづくりです。使い勝手の良いラックを選び、適切な間隔で配置することで、誰でも迷わず整列駐車ができるようになります。これは「見た目の美しさ」だけでなく、管理のしやすさという面でも大きなメリットになります。
おわりに
茨城県の皆さまにとって、駐輪場は日々の暮らしや仕事を支える、なくてはならないインフラです。
大規模な収容力を維持することはもちろん大切ですが、それと同時に「利用者が気持ちよく使い続けられる環境」をどう守っていくか。既存施設の改修や適切な設計を通じて、誰もが使いやすく、管理もスムーズな駐輪場が増えていくことが、これからの地域開発においても重要になってくるのではないでしょうか。








